日米豪 中国に「深刻な懸念」南シナ海埋め立てで

日米豪 中国に「深刻な懸念」南シナ海埋め立てで

日本、米国、オーストラリアの3カ国は5月30日、シンガポールで防衛相会議を開き、中国による南シナ海での岩礁埋め立てに「深刻な懸念」を表明した。フィリピンやベトナムなどの周辺国の海洋監視能力の向上を促し、中国をけん制する。
「南シナ海で領有権を主張するすべての当事者に対し、埋め立て活動を中止し、緊張を高めかねない挑発的な行動を控えるよう促す」。日米豪防衛相が5月30日にまとめた共同声明には、中国に岩礁埋め立て中止を求める強い文言が並んだ。安全保障協力を進める日米豪3カ国が足並みをそろえた。