丸紅 伊エネルGらとフィリピンで地熱発電所建設へ
丸紅はイタリア電力大手のエネルグループとフィリピンで地熱発電所の建設に乗り出す。年内にも地元企業も含む3社で合弁会社を設立し、掘削調査を始める。エネルは世界中で地熱開発に取り組み、地下探査の技術に優れる。丸紅は東南アジア各国で発電所建設を進めており、アジア攻略を狙うエネルと連携して事業拡大を進める。
丸紅とエネル子会社で再生可能エネルギー発電を手掛けるエネルグリーンパワー、資源開発の権益を持つフィリピン企業の3社で合弁会社を設立する。出資比率などは今後詰める。IPP(独立系発電事業者)として発電所を建設・運営・発電した電力を売電する。
1号案件として出力が10万㌔㍗(KW)を超える発電所を建設する。稼働開始は2020年ごろで、投資額は200億~300億円規模になるもようだ。日本経済新聞が報じた。