「中国が不法に領有権主張」比大統領が厳しく批判

「中国が不法に領有権主張」比大統領が厳しく批判

訪日中のフィリピンのアキノ大統領は6月3日、東京都内で講演し、中国とフィリピンなどが対立する南シナ海情勢について「中国が不法に領有権を主張している」と指摘し、南沙(スプラトリー)諸島での岩礁埋め立てを厳しく批判した。
また、中国の海洋進出について「日本や米国だけでなく、欧州連合(EU)やその他の国々も同様の懸念を抱いている」と説明。同海域の航行の自由や法の支配が地域の発展には重要で、国際社会と連携して「中国に再考を促したい」などと述べた。