日本板硝子 マレーシアで自動車用ガラス5割増産

日本板硝子 マレーシアで自動車用ガラス5割増産

ガラス大手の日本板硝子は、マレーシアの自動車用ガラス加工工場の生産能力を5割引き上げる。欧州の需要減を受け、昨年閉鎖したフィンランドの工場から設備を移管する。既存設備を活用することで投資額を大幅に抑えながら、自動車生産の安定した伸びが見込まれるアジアで事業拡大する。
フィンランドからフロントガラスの加工設備1ライン分を移管し、マレーシアで今秋稼働させる。マレーシアでは年間60万台程度の自動車が生産されており、日本板硝子は同国の新車用ガラスで5割以上のシェアもつ最大手。