死者396人に 船内捜索ほぼ終了 中国・長江客船事故

死者396人に 船内捜索ほぼ終了 中国・長江客船事故

中国湖北省荊州市の長江で大型客船「東方乃星」(乗客・乗員456人)が転覆した事故で、中国当局は6月6日、死者が396人になったと発表した。救出された生存者は14人のままで、なお46人が行方不明。当局は「船内の捜索はほぼ終了した」としており、長江下流の上海まで捜索範囲を広げた。
船室全体の捜索で、約15時間で300人近くの遺体を発見した。犠牲者の大半が船内から発見されたことで、乗客が逃げる間もないほど短時間で転覆したことが裏付けられた。