和歌山県・太地町で捕獲のイルカは半数が海外に

和歌山県・太地町で捕獲のイルカは半数が海外に

和歌山県太地町の追い込み漁で捕獲された、生きたイルカの約半数が、中国をトップに韓国、ロシアなど海外へ輸出されていることが6月6日、各種統計で分かった。世界動物園水族館協会(スイス)は、日本の水族館による太地町のイルカ入手を問題視し、日本動物園水族館協会の会員資格停止したが、実際には世界各地の水族館に需要のあることが明らかになった。
中国への輸出は最近5年間で200頭以上、世界協会のホームページによると、水族館数が増えている中国では香港の2施設が団体加盟しているが、日本のような団体加盟はない。追い込み漁のイルカ入手を巡る、世界協会による規制の限界を浮き彫りにした。京都新聞が報じた。