モリ工業 インドネシアの二輪用パイプ工場拡張
ステレンレス鋼管大手のモリ工業は、インドネシア工場を5割拡張した。日系二輪車メーカー向けなどの需要が伸びているためで、加工装置を追加した。2017年3月期までに現場作業員も4割程度増やし、同国での売上高を15年3月期比で4倍超の約12億円に引き上げる計画だ。
同社のインドネシア事業は、西ジャワ州で2012年、モリ工業が90%、JFE商事とJFE商事スチール・インドネシアがそれぞれ5%出資してパイプ製造会社を設立した。今回、パイプ製造会社の工場の建屋を約1万1000平方㍍に拡張し、バイク向けのパイプ部分を短く切る切断機11台を導入した。投資額は建屋の拡張と設備の導入で合計約5億円。現状70人程度の現場作業員も増やし、17年3月期には100人程度に増やす計画だ。日経産業新聞などが報じた。