日立製作所 東南アで漏水管理システムの販売開始
日立製作所は6月10日、東南アジアをはじめとする新興国でITを活用した新型漏水管理業務システムの販売を開始すると発表した。
同システムは水道管網に取り付けた流量・圧力センサーのデータや、水道管の材質、敷設年次、老朽度などの情報、水道管網中の流量、流速、圧力を推定する水理解析技術を組み合わせることで漏水量の多い地域を推定。個々の漏水の位置・規模を推定するのではなく、小規模地区ごとに漏水の総量を推定することで漏水多発地区を特定し、漏水管理業務を効率化する。
同システムは、シンガポール公益事業庁の水道管網で実証試験済みだ。同社では当面、インドネシア、ベトナム、インドを中心に拡販を進めるとしている。