地元密着と日本志向の二つの手法でヒット シャープ冷蔵庫

地元密着と日本志向の二つの手法でヒット シャープ冷蔵庫
  インドネシアの冷蔵庫市場でトップシェアを占めるシャープのユニークな商品展開が目を引く。同社は2011年、同国の伝統工芸のろうけつ染め「バティック」のデザインを取っ手部分に採用したモデルを売り出した。これは、2009年に「バティック」が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界無形文化遺産に認定されたのを受けて商品化したものだった。さらに、日本の文化や技術に好意的な人が多いことに着目し、日本刀のイメージを取っ手に取り入れた「サムライ」も発売。「地元密着」と「日本志向」の二つの手法で白物家電を大胆にデザインしたというわけだ。「サムライ」は230万ルピア(約2万円)程度。