西ジャカルタ・ドゥリ駅で商店主ら国鉄職員と衝突
西ジャカルタ・タンボラのドゥリ駅で5月27日、店を取り壊そうとする国鉄の警備員とそれに反対する商店主が衝突した。投石した商店主や地元住民に対し、警察は催涙ガスで鎮静化を図った。現場には雇われたとみられるプレマン(チンピラ)がいたとの証言があり、このプレマンが故意に衝突をあおった可能性も指摘されている。
この衝突で少なくとも10人の警備員が投石を受けて負傷。国鉄はドゥリ駅の線路を閉鎖し、列車の運行を休止させた。これに伴い、バンテン州タンゲラン駅発西ジャカルタ・コタ行きの列車が引き返すなどの影響が出た。
国鉄は27日、176軒の商店を強制的に壊した。駅の整備を進める国鉄は昨年11月から、首都圏で3000以上の商店の取り壊しを進めている。夕刻、商店主や学生ら約200人は、ドゥリ駅前に集結、取り壊しに抗議した。