外食チェーン各社 海外出店を加速 国内頭打ちで
外食チェーン各社の海外出店が加速している。少子高齢化で国内市場が頭打ち状態にあるのを受け、海外とりわけ人口増が続く東南アジア市場の需要を取り込み、業績拡大につなげるのが狙いだ。
吉野家ホールディングスは5月に牛丼「吉野家」、讃岐うどん「はなまるうどん」を併設した新型店を出店。3年で20店、5年で100店体制を目指す。トリドールは5月にマレーシアとインドネシアで出店攻勢をかけている。マレーシアでは讃岐うどん「丸亀製麺」を2店舗出店、2020年末までに10店出店する計画だ。インドネシアではトリドールの祖業、焼き鳥「とりどーる」をオープン。20年末に10店出店するとしている。
コロワイドは、傘下のレインズインターナショナルが台湾で「しゃぶしゃぶ温野菜」が好評なことから、現在の2店から19年3月までに25店体制へ拡大を目指す。ゼンショーホールディングスは牛丼「すき家」は、16年3月期に中国を中心に海外で82点を出店する。