岡本 靴下工場の製造技術向上へタイと人材交流
岡本(大阪市西区)は日本とタイの靴下工場で人材交流を始めた。生産ラインの効率化や品質管理など双方の工場運営の長所を相互に取り入れ、製造技術の向上を図る。従来は日本で確立した製造技術をタイ工場に指導する形を取っていたが、今年からタイの子会社の現地社員を日本に迎え、情報交換をより積極的に進める。
今回、タイ子会社の30歳前後の社員2人を研修生として奈良工場に招いた。奈良工場をマザー工場として、新製品の製造技術を確立してタイに技術移管しているが、その後のライン稼働技術などタイ子会社の得意分野を奈良工場に導入する。国内外の技術力を高め、付加価値のある靴下の量産技術を確立して存在感を発揮したい考えだ。日刊工業新聞が報じた。