賠償金未払いに怒り シドアルジョの泥噴出事故から7年
東ジャワ州シドアルジョ県ボロン郡のガス採掘ラピンド・ブランタスが開発する天然ガス試掘現場で発生した泥噴出事故から5月29日で7年が経過した。噴出はいまも続いており同日、被害者ら約400人は賠償金の未払い分の早期支払いを求め、デモ行進した。参加者はラピンドをグループ傘下に置くアブリザル・バクリーゴルカル党党首に改めて責任を果たすよう訴えた。
ラピンドは2007年の大統領令で3兆9000億ルピアの賠償金支払いが規定されたが、現在まで7860億ルピアが未払いのままで、今年11月までに完済するとしている。政府はシドアルジョ泥噴出対策庁(BPLS)を設置し、噴出現場の調査、泥排出、堤防補強工事などを継続している。