自由化水準合意できず 東アジア地域包括的経済連携

自由化水準合意できず 東アジア地域包括的経済連携

東アジア地域包括的経済連携(RCEP)交渉を進める日本や中国など16カ国は7月13日、マレーシアの首都クアラルンプールで閣僚会合を開いた。関税をなくす品目の割合を示す貿易自由化率の目標水準を巡り議論したが、新興国に近い水準を認める例外などで隔たりが埋まらず、同意はできなかった。
交渉は関税協議の「入り口」で足踏みが続いており、目標の年内妥結が一段と厳しさを増してきた。16カ国は8月上旬にミャンマーで事務レベルの交渉会合、同月下旬に再びクアラルンプールで閣僚会合を開き、交渉を加速させる考えだ。