中国の出稼ぎ者など流動人口は2030年に3億人突破

中国の出稼ぎ者など流動人口は2030年に3億人突破

中国で農村から都市への出稼ぎ労働者など戸籍を離れる流動人口が、2030年に3億1000万人に達する見通しだ。内訳は農村から都市への移転人口が約2億3000万人、都市間の流動人口が約8000万人と見込んでいる。
これは中国国家衛生計画生育委員会の王培安副主任明らかにしたもので、2014年末時点の2億5400万人から5000万人余り増加することになる。新京報などが伝えた。
ただ、流動人口の拡大は続くものの、増加ペースは減速する。年平均の増加数は第12次5カ年計画(2011~15年)機関が800万人程度だったのに対し、第13次5カ年計画(16~20年)以降は600万人前後まで縮小する見通し。
それにしても、この流動人口のケタ違いの数値の大きさには驚かされる。中国、インド、米国に次いで世界第4位の人口を擁するインドネシアの人口がちょうど約2億5000万人だ。中国の人口の多さを実感させる。