インドネシア政府 ルピア下落食い止めに躍起

インドネシア政府 ルピア下落食い止めに躍起

インドネシア金融当局が通貨ルピア相場の下落を食い止める対策に乗り出した。7月から外資系企業を含め同国内ではルピア建て決済を原則として義務化した。違反した場合は罰金を含むペナルティーを科す。一方、自動車ローンをめぐる規制を緩和し、景気浮揚につなげる構え。だが、その実効性は明確ではない。
インドネシア中央銀行は、今回のルピア建て義務化の措置で年60億㌦近い取引をドル建てからルピア建てに換え、ルピア需要を高めることができると試算している。日本経済新聞が報じた。