日本新幹線が優勢8/17発表か インドネシア高速鉄道
インドネシアのジョコ・ウィドド大統領が、独立記念日の8月17日にもジャカルタ~西ジャワ州バンドン間の高速鉄道の事業計画に関して発表する見通しだ。同国初の高速鉄道は日本と中国が競う形となっているが、地元の西ジャワ州のアフマッド・ヘルヤワン知事は日本の新幹線導入を強く推す発言をしているほか、経営者協会(アピンド)前会長のソフヤン・ワナンディ氏や政界の中にも「高速鉄道は日本だ」との判断で一致。地元メディアの論調も日本有利を伝えている。
ただ、大統領、副大統領、所轄の大臣などは一切発言を控え、アンドリノフ・チャニアゴ国家開発計画相はフランスも事業に参加させると発言するなど情勢は流動的だ。
鉄道は現在、中央ジャカルタのガンビル~バンドン(166㌔)を約3時間で結ぶ特急アルゴ・パラヒャンガンが1日往復16本ほど運行している。これに対し高速鉄道では30分程度で結ばれ、所要時間が6分の1に短縮される。