第一生命 パニンライフへの実質40%・343億円出資を発表

第一生命 パニンライフへの実質40%・343億円出資を発表
 第一生命保険は6月4日、インドネシアの生命保険会社パニンライフに出資すると発表した。パニンライフと、持ち株会社のパニンインターナショナルの両社が実施する第三者割当増資を約3.3兆ルピア(約343億円)で引き受ける。パニンへの実質的な出資比率は40%となる。役員を派遣する予定。
 パニンライフは2012年度の保険料収入が2兆2158億ルピア(約230億円)の中堅生保。出資を機にパニンはグループ企業で現地大手銀行のパニンバンクと独占で長期の窓口販売契約を結ぶ。第一生命は国内外で培った銀行窓口での保険販売のノウハウを提供する。また、パニンライフはイスラム教の規範に則した保険の免許も持つため、第一生命は今回の出資を機に、イスラム圏での保険販売の本格進出も視野に入れている。