コンビニ 東南アで出店拡大 ファミマ、ミニストップ
コンビニエンスストアのファミリーマート、ミニストップが東南アジアでの出店ペースを上げる。ファミリーマートは2015年度にタイ、フィリピンなど4カ国で店舗数を前年度より2割近く増やす。ミニストップもベトナムで攻勢をかける。両社は日本で培った物流や商品開発などのノウハウを生かして中国などで店舗網を広げてきたが、中間層の拡大で今後の成長が見込める東南アジアを攻める。
ファミリーマートは15年度の東南アジアの純増数を234店と過去最高に引き上げる。域内4カ国の店舗数を15年春に1600店超にする。タイは100店超増やして1300店にする計画。フィリピンでは74店、ベトナムでは39店、インドネシアでも14店増やす。
ミニストップもベトナムで双日や、親会社のイオンと連携、3年で200店を出し、10年後には800店に広げる計画だ。ミニストップの海外店舗は約2500店(15年3月末)と、日本国内の店舗数を上回る。2000点を超える韓国とフィリピンが中心だったが、今後は成長市場のベトナムでも再攻勢をかける。15年度の東南アジアのテンポスは2割増の570店になる見込みだ。日本経済新聞が報じた。