バンコクでテロ27人死亡、80人負傷 中心部で爆弾

バンコクでテロ27人死亡、80人負傷  中心部で爆弾

タイの首都バンコクの中心部の目抜き通りで、8月17日午後7時(日本時間午後9時)ごろ、オートバイに仕掛けられた爆弾が爆発し、地元メディアによると外国人4人を含む27人が死亡し、負傷者は外国人を含む約80人に上るとみられる。プラウィット副首相兼国防相は「タイの経済と観光業の破壊を狙った」と話し、テロとの見方を示した。日本人が巻き込まれている可能性もあり、日本大使館などが安否の確認を急いでいる。
爆発があった現場は、中心部の商業地区にあるエラワン廟(びょう)付近の交差点。伊勢丹バンコク店、高級ホテルのグランド・ハイアットやショッピングモールのすぐ近くで、日本人観光客も多数訪れる場所だ。
現場付近では爆発していない2つの爆弾も見つかり、警察が除去作業を進めている。犯行声明は出されていない。タイ政府は現場に軍を派遣し警戒にあたっている。