日立がインドネシアで電力流通設備の生産を2倍強に増強

日立がインドネシアで電力流通設備の生産を2倍強に増強
 日立製作所は6月5日、インドネシアで超高圧用電力流通設備の生産能力を2倍以上に増強したと明らかにした。投資額は10億円。世界生産体制を強化するための一環で、環太平洋地域の輸出拠点とする。これにより、現地工場の売上高を2015年度には12年度比2.3倍の45億円以上に引き上げる計画だ。
 現地法人の日立パワーシステムズインドネシア(HPSI)が、ジャカルタ近郊の西ジャワ州ブカシ県の東ジャカルタ工業団地内で操業する工場の増強工事を完了させた。建屋面積を4割拡張。変電所用の遮断機などの機器と配線を集約したガス絶縁開閉装置(GIS)の生産ラインを増強し、同国初となる500㌔ボルト級の生産を開始した。