1~7月訪日外国人最速1000万人突破 中国伸び鈍化

1~7月訪日外国人最速1000万人突破 中国伸び鈍化

日本政府観光局(JNTO)が8月19日発表した1~7月の訪日外国人数は前年同期比47%増の1105万8300人(推計)となり、通年として最も早く1000万人を突破した。1000万人突破は昨年より3カ月早い。年間ベースで最多だった昨年(1341万人)を上回るのは確実なペースだ。7月単月も191万8400人と月間で過去最高を記録した。
1~7月の国・地域別では、中国が前年同期比2.1倍の275万人と最多。次いで韓国が42%増の216万人、台湾が29%増の215万人、香港が66%増の85万人、米国が14%増の60万人だった。
観光庁では「大きな外的要因がなければ、年間では1800万人を超えるだろう」とみている。ただ、国・地域別で最も多い中国人の7月の伸び率は鈍化しており、中国経済の減速を背景に今後は勢いが鈍る可能性がある。