近ツー 訪日客向け自動翻訳システム 会話2秒で処理
近畿日本ツーリストはソフト開発のフュートレックと連携し、会話内容を約2秒で翻訳して発音するシステムを開発した。外国語と日本語の双方向の翻訳が可能で、タブレット(多機能携帯端末)などで利用できる。訪日客に観光情報などを提供するシステムとして、2016年春からホテルや観光施設向けに提供する。
2016年1月から近鉄グループのホテルなど3カ所で実証実験する。まず英語と中国語のサービスを始め、16年中に韓国語とタイ語を追加する。旅行や観光に関連する会話であれば的確に翻訳できるという。初期費用が3万円程度、月額の利用料は2万円程度を想定。