三洋化成 マレーシアで紙おむつ用高吸水性樹脂会社

三洋化成 マレーシアで紙おむつ用高吸水性樹脂会社

三洋化成工業(京都市東山区)は9月29日、マレーシアで10月に紙おむつの原料となる高吸水性樹脂を製造販売する新会社を設立すると発表した。資本金は約70億円で、子会社のSDPグローバルが全額出資する。総投資額は約110億円を見込む。
2016年5月に着工し、18年夏に操業開始する予定。生産能力は年間8万トンの計画。これに伴い、同社グループ全体で同樹脂の年産能力は日本13万㌧、中国23万㌧と合わせ44万㌧となる。同樹脂を製造する海外拠点は中国に続き2カ所目。
生活水準の向上に伴い、子供の紙おむつの普及率は上昇、ASEAN地域では年率10%を超える伸びとなっている。