ロザイ工業 東南アで工業炉設備一貫受注体制構築

ロザイ工業 東南アで工業炉設備一貫受注体制構築

ロザイ工業(大阪市西区)は、東南アジアでの工業炉設備などにおいて、日本国内同様に設計から製作・施工、試運転まで一貫受注するフルターンキー契約体制を構築する。東南アジアでは海外での工場建設のノウハウが少ない中型規模の企業の進出が増えてきており、工場炉設備の据付工事、耐火物加工、電気配線工事まで請け負い、他社と差別化する。
東南アジアでのフルターンキー契約はロザイ工業を核とし日本国内の協力会社の支援を仰ぎながら、タイ現地企業、ベトナムのハイフォン市にあるグループ会社と連携して対応する。同契約の受注第1号としてタイに進出する日系企業の自動車部品製造工場に設置するアルミ用溶解炉で採用する。
タイの受注を機にフィリピン、ベトナムなど東南アジアの各国にフルターンキー契約の範囲を広げていく考え。同資金は商工中金船場支店の「地域中核企業支援貸付制度」の融資1億円を活用する。日刊工業新聞が報じた。