ソニー タイにスマホ工場 一貫生産体制構築

ソニー  タイにスマホ工場  一貫生産体制構築

ソニーがタイにスマートフォン(スマホ)の新工場を設ける。画像センサーや電子部品の高密度実装、組み立てグループで一貫して生産できる体制を構築する。中国やインドなど新興国で低価格スマホが台頭する中、商品力を支えるものづくりの内製化を進め、他社と差別化する。生産体制を刷新し、再成長に向けた布石を打つ。
スマホの生産拠点としては1995年に現地企業と合弁で設立した中国工場(北京)に次いで2カ所目で、モバイル分野では20年ぶりの新工場となる。初期投資は数十億円の見通し。年内に生産を始め、来年度に量産する。当初は年間数百万台を生産するとみられる。