インドネシア 有望進出先で2年連続2位 JBIC調査
国際協力銀行(JBIC)が発表した、日本企業を対象とした2015年度の海外直接投資アンケート調査で、今後3年程度の中期的に有望な事業展開先として、インドネシアが昨年に続き2位となった。自動車、一般機械など主要製造業のいずれも上位5位に食い込み、景気低迷が伝えられる中でも、引き続き同国の生産拠点としての関心が高いことを示した。
中期的に有望な事業展開先としてインドネシアを挙げた企業は433社中168社。前年度から減少したものの、海外に拠点を持つ企業の約4割が依然としてインドネシアに魅力を感じていることが分かった。主要4業種で自動車がメキシコ、インドに次ぐ3位、一般機械ではインドに次ぐ2位に、化学は4位に、電機・電子は5位だった。
資本金10億円未満の中堅・中小企業(111社が回答)では、インドネシアの得票率は37%となり、前回に続いて首位を維持した。