ジャカルタでテロ ISが犯行声明 東南アで初
インドネシアの首都ジャカルタ中心部で1月14日、自爆テロとみられる複数の爆発と銃撃戦が発生し、容疑者の男5人を含む7人が死亡、24人が負傷した。
AFP通信などによると、過激派組織「イスラム国(IS)」が「インドネシアにおけるカリフ国の兵団が十字軍の仲間を攻撃した。武器と自爆ベルトで戦い、仕掛けた爆弾を爆発させた」と犯行声明を出した。東南アジアでISを名乗る集団がテロを実行したのは初めて。死亡した市民2人はインドネシア人とカナダ人。
ルフット政治・治安担当調整相によると、爆発は5回発生。1回は米コーヒー・チェーン大手「スターバックス」の店舗内、1回は店舗の外、残りの3回は同店舗近くの警察官詰め所周辺で起きた。ジャカルタの日本大使館によると、死者に日本人は含まれておらず、負傷者も確認されていない。