インドネシア15年の貿易収支 4年ぶりに黒字転換

インドネシア15年の貿易収支 4年ぶり黒字転換

インドネシア中央統計局によると、2015年の貿易収支は約75億1290万米㌦(約8790億円)の輸出超となり、4年ぶりに黒字転換した。景気の低迷による内需縮小を受け輸入が大きく落ち込み、資源安による輸出押し下げを上回る形となった。
2015年の輸出額は前年比15%減の1502億5250万米㌦。石油ガスが同38%減と下げ幅が大きかったほか、全体の8割超を占める非石油ガスも10%減と2ケタの落ち込みとなった。
これに対し輸入額は同20%減の1427億3960万米㌦だった。全体の8割以上を占める非石油ガスは12%減、石油ガスは43%減とそれぞれ大幅に減少した。
15年の貿易収支のうち石油ガスは60億6130万米㌦の赤字で、赤字幅は前年の131億2800万米㌦から半減した。一方、非石油ガスは135億7420万米㌦の黒字となり、黒字幅は21%拡大した。