中国15年GDP6.9%、25年ぶり低水準 成長鈍化鮮明に
中国国家統計局は1月19日、2015年の国内総生産(GDP)成長率が物価変動の影響を除いた実質ベースで前年比6.9%だったと発表した。1989年の天安門事件の影響で4%を割り込んだ1990年以来、25年ぶりの低い水準で、政府目標の7.0%前後の中心値には届かなかった。これにより、同国の成長鈍化が鮮明になった格好だ。
四半期ベースの成長率では15年10~12月期が前年同期比6.8%。同4~6月期の7.0%や、7~9月期の6.9%から期を追って成長の鈍化が続いている。