補正予算案を可決 近日中に懸案の燃料値上げ断行へ
インドネシアの国会は6月17日、本会議を開き燃料値上げによる補助金削減を盛り込んだ2013年補正予算案を賛成338票、反対181票の賛成多数で可決した。懸案の予算案が承認されたことで、政府は近日中に燃料値上げを実施する方針だ。これに伴い、レギュラーガソリン「プレミウム」は4500ルピアから6500ルピアに44%、軽油は4500ルピアから5500ルピアに22%それぞれ値上げされる見込み。
貧困層補償めぐり、政府は貧困層現金給付、コメ助成「ラスキン」、貧困児童奨学金、貧困世帯補助金を拡充する。政府はすでに対象者が4つの貧困対策を受ける際に提示する社会保険カード(KPS)を全国で1550万枚配布。国民の3分の1弱の7000万人に補償が行き届く計算だとしている。