ジャカルタ特別州が娯楽施設の深夜営業時間の短縮を検討
ジャカルタ特別州は、ナイトクラブなど深夜営業する娯楽施設で禁止薬物の取引や使用が横行しているため、当該施設の営業時間を短縮する方向で検討に入った。ジョコウィ知事が6月17日、アグン・ラクソノ公共福祉担当調整相や国家麻薬委員会(BNN)のアナン・イスカンダル委員長、教育文化省、保健省の担当者らを交えた会合後、方針を説明した。ただ、業界団体は営業機会を奪うものとして反発している。
現行規制ではナイトクラブやディスコ、カラオケなどの営業は、午後2時から翌午前3時までと定められている。地元メディアによると、州政府は段階的に営業時間を短縮させ、最終的には午前1時までとすることを検討している。州の文化観光局によると、州内には当該施設は1322件ある。またBNNによると、ジャカルタ特別州には違法薬物の常習者が49万人と推計しており、全国の州で最も多い。