東芝 中国・美的集団と白物家電事業売却で最終合意

東芝 中国・美的集団と白物家電事業売却で最終合意

東芝は3月30日、白物家電子会社の東芝ライフスタイルの株式80.1%を中国家電大手の美的集団(広東省)に売却することで最終合意したと発表した。売却額は約537億円。6月30日付で美的の香港子会社に売却する。
これにより、美的は白物の東芝ブランドを世界中で40年間使用できるようになる。ドラム式洗濯機の振動を和らげる特許など500件以上の知的財産も使える。美的は東芝ライフスタイルの全従業員を雇用する。愛知県瀬戸市の開発拠点や小物家電の東芝ホームテクノ(新潟県加茂市)も引き継ぎ、東芝ライフスタイル傘下の16社が東芝グループから外れる。
テレビなどの映像事業は、東芝が子会社に移管して続ける。