双日がインドネシアに合弁で総合物流サービスの新会社
双日は6月20日、物流子会社の双日ロジスティクスが自動車部品輸送の伊勢湾海運(名古屋市港区)およびインドネシアの大手トラックリースのMBLとともに、同社がインドネシアで手掛ける工業団地「グリーンランド・インターナショナル・インダストリアルセンター」(GIIC)内に、総合物流サービスを行う合弁会社「アイ・エス・ジャヤ・ロジスティク(PT IS JAYA LOGISTIK、ISJL)」を設立すると発表した。資本金は1億8000万円。MBLが51.0%、双日ロジスティクスと伊勢湾海運がそれぞれ24.5%出資する。
双日ロジスティクスはこれまでASEAN各国の拠点を通じて日系企業の海外進出を支援してきた。近年、インドネシアへの生産工場の進出が加速していることから、今回新会社を設立し、物流適地のGIICに拠点を構え、工場設立から稼働まで最適な提案・サービスを強化し、物流事業を展開することになった。
GIIC内に伊勢湾海運の現地法人が今秋稼働を目指し大型倉庫を建設中だ。これにより、通関業務代行から輸出入までの一貫国際輸送サービスを提供し、5年後に約10億円の売上高を目指す。