ファミマが年内にマレーシア進出へ TPP発効で
ファミリーマートガ2016年中にマレーシアに進出することが分かった。環太平洋パートナーシップ協定(TPP)発効後、コンビニの出資規制が30%まで緩和されるマレーシア市場を取り込み、海外進出を加速させるのが狙い。進出後5年間で300店の出店を目指す。 現地の食品加工業、QLリソーシズとライセンス契約を結び、首都のクアラルンプールに1号店を出店する。TPP協定の発効後は、現地のコンビニを運営する事業会社へ、上限となる30%出資する方向で検討を進める。 マレーシアでは、日系のコンビニエンスストアはセブン&アイ・ホールディングスが米子会社を通じたライセンス契約で約2000店を展開しているが、他のコンビニチェーンは現在進出していない。 ファミマは購入した商品を飲食できる「イートイン」スペースを設けるなどして、需要の取り込みを図る。