北朝鮮で36年ぶりに朝鮮労働党第7回大会開幕
北朝鮮の朝鮮労働党第7回大会が5月6日、平壌で開幕する。会期は3、4日間とみられている。故金日成(キムイルソン)国家主席のころから36年ぶりとなる党大会で、金正恩(キムジョンウン)第一書記が自らの体制の確立を内外に誇示する、最高指導者の威信をかけた一大イベントだ。
「朝鮮労働党の最高意思決定機関」という位置付けの党大会で、前回は金正日(キムジョンイル)氏が金日成主席の後継者だと初めて公式に表明され、政治、経済、外交など様々な分野についての方針や政策などが決定された。
外交で孤立し、経済的にも制裁を加えられている現在の北朝鮮。今回は核実験や弾道ミサイル発射実験など、金正恩第一書記の軍事面での成果が評価され、本格的な「金正恩時代」の幕開けが宣言されるとみられる。