プライメタルズ 印JSW向けにLD転炉4号基引き渡し
Primetals Technologies Japanはこのほど、インドJSW Steel社ヴジャヤナガル製鉄所第2製鋼工場向けに、2014年9月受注のLD(BOF)転炉のうち、最終4号基を引き渡し、最終検収書(FAC)を受領した。他の3基は2015年9月から順次稼働開始している。
新転炉には耐高温クリープ性鋼を使用、空冷・水冷複合システムの併用により、長寿命化を実現し、これまでより炉内容積を拡大してスロッピングを抑制した。
インドの大手鉄鋼メーカー、JSW Steel社の粗鋼生産高は年間1,430万㌧で、カルナータカ州トラナガル市のヴィジャヤナガル製鉄所で生産しているが、既存の第2製鋼工場LD転炉の老朽化に伴い、同社製の新型転炉へ更新した。
プライメタルズ テクノロジーズ ジャパンは2015年1月、製鉄プラント事業を統合して誕生した新会社で、出資比率は三菱日立製鉄機械(三菱重工業・日立製作所・IHIの出資)51%と独シーメンスVAI社49%。