NEC タイで洪水シミュレーション活用の実証実験
NECは5月23日、タイの災害警報発出機関である国家災害警報センター(以下、NDWC)と共同で、同国北部のウッタラディット県で洪水シミュレーションシステムを活用して浸水区域を予測する実証実験を2015年11月から16年3月まで実施し、システムの有効性を確認したと発表した。
タイでは頻繁に発生する洪水への対策が喫緊の課題となっている。この実証実験では気象、地形、河川に関する各syデータを基にシミュレーションを行い、洪水による浸水区域・最大浸水高などを最大7日先まで予測し、実際の被害状況と比較した。
同実験はNDWCにとって防災ICTにおける初の日・タイ協力プロジェクトであり、総務省から受託した「タイにおける洪水シミュレータの展開に向けた調査研究」の一環として実施した。