訪日インドネシア人の数次ビザの滞在期間を30日に延長
日本政府は6月25日、7月1日からインドネシア国民に対し、3年間で複数回入国できる短期滞在数次ビザの滞在期間を、これまでの15日から30日に延長することを決めた。昨年開始した数次ビザ発給に続く滞在期間の延長で、昨年10万人を超え、今年上半期は約5割増のペースを記録するインドネシア人観光客の誘致に力を入れる。
日本政府は日本・ASEAN(東南アジア諸国連合)40周年を契機とし、東南アジア5カ国を対象にビザの発給要件を緩和した。タイは15日の滞在ビザを免除、マレーシアは3カ月以内の滞在ビザを免除。ベトナムとフィリピンは15日の数次ビザを発給する。自民党が4月に発表した観光対策提言案ではビザ免除対象国にインドネシアも含まれていたが、今回は見送られた。
今年1~5月の訪日旅行者はタイが18.1万人、マレーシアが6.2万人、インドネシアが5万人、フィリピンが4.9万人、ベトナムが3.4万人と東南アジア5カ国が高い伸びを記録した。