出光興産 台湾で合弁で水添石油樹脂製造装置建設

出光興産 台湾で合弁で水添石油樹脂製造装置建設

出光興産(東京都千代田区)は、台塑石化股份有限公司(Formosa Petrochemical Corp. 以下「FPCC社」、本社:台湾雲林県)と、台湾で水添石油樹脂の製造装置を建設することを決めた。
合弁新会社「台塑出光特用化学品股份有限公司」の資本金は15億台湾㌦で、出資比率は出光興産50%、FPCC50%。年間生産能力は約2万5,000㌧。2018年下期の装置完工後、2019年上期に商業運転を開始する予定。
出光興産の水添石油樹脂はジシクロペンタジエンおよび芳香族化合物を原料に、長年同社が培ってきた重合および水添技術を活用し独自開発したもの。無色透明で優れた熱安定性があり、主に紙おむつ等衛生材料に使用されるホットメルト接着剤の粘着付与材として使用すると、耐熱性・耐寒性・粘接着性にバランスのとれた性能を発揮する。