有権者は「政党より人物本位」総選挙・大統領選世論調査
国立インドネシア科学院(LIPI)が6月27日発表した世論調査によると、来年の総選挙・大統領選挙で有権者は「政党より人物本位」で候補者を選ぶ傾向が鮮明になった。
これは相次ぐ汚職事件による政党への失望・不信によるもので、”庶民に近い”と人気のジャカルタ特別州のジョコウィ知事が大統領候補支持率で首位だった。追走するブラボウォ・グリンドラ党最高顧問を8.4ポイント離した。インドネシアリサーチセンターの世論調査でも、ジョコウィ氏は2位のブラボウォ氏を10ポイント離して首位だった。
ただ、本人は大統領選への出馬について慎重な発言を繰り返し、現時点では「ジャカルタの行政に集中する」と否定している。