清水建設 ベトナムの枯葉剤汚染土壌を無害化へ
清水建設はこのほど、ベトナムから日本に持ち帰ったダイオキシン汚染土壌、いわゆるベトナム戦争時の枯葉剤汚染土壌に対する、同社の土壌洗浄技術の有効性を確認する土壌洗浄実験を実施。
その結果、ベトナムの汚染土壌の大半を占めるとみられる汚染レベル、20,000pg-TEQ/gの汚染土壌については、ダイオキシンの除去率が95%となり、洗浄した土壌のうち7割程度を再利用可能な1000pg-TEQ/g未満の浄化土に再生できることを確認した。
ベトナムでは、ベトナム戦争時の大規模かつ広域にわたる枯葉剤散布により、現在も汚染土壌がダナン、ビエンホア、フーカットなどの南部を中心に28カ所確認されている。