新日本電工 マレーシアの出資会社で生産開始式典
新日本電工(東京都中央区)グループが25%出資しているマレーシアのパータマ フェロアロイ社・サラワク工場で11月3日、サラワク州政府幹部、在マレーシア日本国大使館関係者、その他各国の製鉄会社の幹部等を含め約200名が出席し、生産開始式典が執り行われた。
電気炉8基を有する同工場は2012年に着工。2016年6月から1基ずつ生産を開始し、現時点では4基が稼働しており、2017年夏には全炉で生産が行われる予定だ。全炉の生産が開始されると、シリコンマンガン12万㌧、中低炭素フェロマンガン5万㌧、フェロシリコン6万㌧を、アジアを中心に全世界に販売する計画だ。新日本電工もパータマ社から安定的に日本の顧客向けに製品を調達する予定。
パータマ社の株主構成はアジアミネラルズリミテッド60%、新日本電工20%、100%子会社の中央電気工業5%、神鋼商事7%、CCC(現地企業)8%。