JFEエンジ ミャンマーの合弁工場を3万㌧へ再拡張
JFEエンジニアリング(東京都千代田区)がミャンマー建設省との合弁により設立したJ&Mスチールソリューションズ(ミャンマー・ヤンゴン市)は、ヤンゴン市タケタ地区の鋼構造物製作工場の拡張を決定した。
今回の拡張は、今年5月に完了した工場拡張に続く2回目の拡張となる。2017年3月末までに年間生産能力を2万㌧から3万㌧に拡大する。
今回の工場拡張では、用地を6万5,000平方㍍から9万5,000平方㍍に拡大し、鋼材や部材の保管ヤードを整備する。また、2,500平方㍍の建屋を新設し、需要が見込まれる建材や橋梁の合成床版など主に型鋼を用いた鋼構造物を製品ラインアップに追加する。
J&Mスチールソリューションズでは今年5月に年産1万㌧から2万㌧に拡大する工場拡張を行ったが、フル稼働の状況が続いている。ミャンマーではヤンゴン市を中心に都市開発が急速に進んでおり、大型建造物のさらなる建設が見込まれている。また、周辺諸国でもODA案件をはじめとして高品質な橋梁需要がさらに拡大すると見込まれる。
J&Mスチールソリューションズの資本金は12億円で、出資比率はJFEエンジニアリング60%、ミャンマー建設省40%。2016年9月時点の人員は435名。