昭和電工 マレーシアに自動車用アルミ部品拠点を統合
昭和電工はショウティック事業の競争力強化を目的として、マレーシアのアルミニウム鋳造工場「ショウティック・マレーシア」(以下STM)に、シンガポールのアルミニウム鋳造工場「ショウティック・シンガポール」(以下STS)を統合することを決めた。STMでは2017年上期より鍛造品の生産を開始する。
同社グループのアルミニウム連続鋳造棒ショウティックは、独自の連続鋳造技術により均一かつ微細な金属組織を実現し、高温強度・耐摩耗性・耐食性に優れた特性を持つ。
また、この連続鋳造棒を素材として使用し、自動車用コンプレッサー部品やエンジンピストン、サスペンションなど優れた特性を持つアルミニウム鍛造品をショウティック事業として生産・販売展開している。
世界的に自動車の軽量化ニーズが高まり、今後アルミ自動車部品の需要拡大が予想される中、ASEAN、中国、インド地域のニーズに的確に応えることを目的として、今回マレーシアのSTMに鋳造・鍛造の一貫生産体制を構築することにした。