出光興産 韓国有機EL工場の製造能力を増強
出光興産(東京都千代田区)は、韓国の100%出資子会社、出光電子材料韓国(所在地:韓国京畿道坡州市)の有機EL材料製造措置の生産能力を増強するとともに、顧客への技術支援を強化するため、評価装置を増設すると発表した。今後の有機ELディスプレイ普及拡大による、有機EL材料需要の増大に対応する。
今回の設備増強により、年間生産能力は現状の5㌧から8㌧に増える。また、有機EL材料の評価装置に加え、新たに有機EL発光素子の評価装置を設置する。なお、出光興産御前崎製造所と合わせ、同社グループ全体の有機EL材料の製造能力は年間7㌧から10㌧となる。
いずれの工事も2016年12月に着工、2017年度上期中の完工を予定。