中国人民元 対ドルレート大幅引き上げ 通貨当局介入

中国人民元 対ドルレート大幅引き上げ 通貨当局介入

中国の中央銀行、中国人民銀行は1月6日、ドルに対する基準値を1ドル=6.8668元と、前日の5日より0.9%余り引き上げた。これは、中国が人民元をおよそ2%切り上げた2005年7月以降では最大の上昇幅。
人民元のドルに対する為替レートは、中国経済の先行き不透明感などで中国から海外への資金の流失が続いていることから、2016年末には8年7カ月ぶりの安値を記録。行き過ぎた元安を食い止めたい中国政府の意向を受け、中国の通貨当局がドルを売って元を買う積極的な介入を進めているとみられる。