中国が初の600万人台に 19市場が最多 2016年訪日客
日本政府観光局(JNTO)のまとめによると、2016年訪日外客数は前年比21.8%増の2403万9000人となり、過去最高を更新した。市場別で主要20市場のうち、ロシアを除く19市場が年間で過去最高を記録。
中でも中国は前年比27.6%増の637万3000人と、全市場で初の600万人台に達し、2015年に続き最大訪日市場となった。以下、韓国が27.2%増の509万300人と初めて500万人、台湾が13.3%増の416万7400人と初めて400万人をそれぞれ超えた。この結果、前年比20.7%増の183万9200人となった香港を加えた東アジア4市場は前年比23.1%増の1700万人超を記録した。
以下、アジアの主要市場ではいずれも13%台から32%台の伸びを記録した。タイは13.1%増の90万1400人、マレーシアは29.1%増の39万4200人、シンガポールは17.2%増の36万1800人、フィリピンは29.6%増の34万7800人、インドネシアは32.1%増の27万1000人、ベトナムは26.1%増の23万3800人となった。
このほか、欧米豪市場では、米国は20.3%増の124万2700人、豪州は18.4%増の44万5200人、英国が13.2%増の29万2500人、カナダが18.0%増の27万3100人、フランスが18.3%増の25万3400人などとなり、欧米豪9市場は前年比17.7%増の295万6000人と300万人に迫る規模へ増加した。