中国の外貨準備高6年ぶり3兆㌦割れ 元安介入で
中国の中央銀行、中国人民銀行が2月7日発表した今年1月末の外貨準備高は、前月より123億㌦(約1.4兆円)減少し2兆9982億㌦(約336兆円)となった。7カ月連続の減少で、2011年2月以来、約6年ぶりに節目の3兆㌦を割り込んだ。
減少の主因は、外国為替市場で続く人民元安を食い止めるために行われている為替介入だ。人民元相場は今年年明け、約8年ぶりとなる1ドル=7元台目前まで下落した。
中国の外貨準備はピーク時の2014年6月末には3兆9932億㌦まで増えた。そこから2年7カ月で、約1兆㌦減少したことになる。