低評価公務員に”免職”のショック療法 法案が国会審議中
インドネシア政府は、評価が低い公務員の免職を可能にする規定を準備している。これは、これまでたびたび仕事が遅いと市民から苦情があがる行政サービスの向上を目指し、政府機関の業務効率化のため、ショック療法で公務員の意識改革を図るのが狙いだ。
公務員の免職を可能にする規定は公務員法(法律1999条第43号)に代わる法令となる国家機関職員法案に盛り込まれた。すでに国会で審議が進められており、地元メディアではエコ・プランジョ国家行政改革担当副国務相の「いったん公務員になれば、評価が低くても辞めさせられることはなく、定年まで勤められるというのが常だった。国民の間にあるそのような認識を払拭したい」のコメントを伝え、今月にも可決されることに期待感を示したとしている。法案が可決された場合、2015年にも導入できる見通し。